ハンドメイドの商品を販売する時に考える「ネットショップ」。
様々なシステムを利用する方法がありますが、自分でショップを作る時の注意点です。
ネットショップは通信販売という販売方法で、法的には「特定商取引」となります。
その法律に準拠して商品を販売していくことが求められます。
利用規約と法律に基づく表記
非情に堅苦しい感じがしてきましたが、内容自体はそれほど複雑ではありません。
利用規約としては、お客様がどのように商品を買えるのかということを記述すればいいですね。
しかし金銭のやり取りが行われるため、「前払式通信販売の承諾等の通知」という事を考える必要があります。
法的内容を要約しますと、以下の事柄が記載されていればいいでしょう。
1、振込の場合と代引の場合、クレジット決済の場合などにおける商品発送のタイミング。
2、クーリングオフの有無、返品・返金などの規約
この他にもよく見かける内容を記述しておく必要があります。
「特定商取引法に基づく表記」
またまた難しい言葉が出てきましたが、これが通信販売における法律となります。
基本的な内容を書いていれば問題ありませんので、要約して並べてみます。
1、販売価格(送料・消費税・手数料も含む – 振込手数料や代引手数料)
2、代金の支払時期と発送のタイミング
3、事業者の氏名(名称)・住所・連絡先
基本内容はこの3つです。
その他に商品の特性や返品・返金の条件なども書いておく必要があります。
趣味販売でよくある問題
良く聞かれる質問に、次のようなことがあります。
・自宅公開はしたくないから、注文をいただいた際に詳細はご連絡いたします。
・ハンドメイドのためノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。
このような意見、皆さんはどのように思われますか?
私が客の立場なら、少し買うのを躊躇するかもしれません。(内容にもよりますけど・・)
まず、どのような商品か写真でしか見られないのに、ノークレーム・ノーリターンは購入リスクが高い。
そしてどこの誰から送られてくるか分からないのに決済は事前振込のみ・・。
これは独自性を高めるためのショップでは難しいですね。
では、このような状況の方はどうすればいいのでしょうか。
レンタルスペースなど登録型のショップサイトを利用したり、オークションを活用するといいのではないでしょうか。
運営元がしっかりしていますので、お客様はそこで安心していただけるでしょう。
結果として独自店舗を運営したい場合には、上記のような掲載内容が増える事になります。
またなかなか個々で販売実績を伸ばすのも難しい課題が山積みです。
簡単にネットで売れるとは思わず、ネットで売る方法を導入するのは簡単だと思ってください。
当店でもネット販売していますが、店舗販売の方がはるかにご購入いただけます。
やはり実物を見て、触って購入できる環境は、お客様にとって安心なのかもしれませんね。
当店商品の桜餅をイメージしたディスプレイですが、大きさは約5cmです。
横の紙が名刺サイズ程度の紙なので、想像していただけるかと・・・。
このように写真の撮り方と現物の大きさは随分ギャップがあります。
ネット販売では、よりお客様にお伝えしやすい掲載の仕方も重要ですね。
《Conifar ネットショップ》