アンティーク着物の魅力

近年注目されている日本伝統衣装「着物」

アンティーク着物の魅力「古典柄」
ファッションに興味がある方の中にはアンティーク着物が好きな方もおられるのではないでしょうか。 最近の若い方の間では、アンティーク着物を着て街を歩くという行為を楽しむ事もあるようです。
「大切に受け継がれる古典柄」
アンティーク着物は、着物業界の中では特に「古典柄」と呼ばれ、世界でも注目される日本特有の伝統工芸品でもあります。
和色は英語訳できない特有の色合い
特に色合いは「和色(わしょく)」と呼ばれ、英語に翻訳できない微妙な色彩が使われています。
桜色、芥子色、若草色、紅緋、鶯色、青丹、茜色、瑠璃色、萌黄、鉄色、黄枯茶など・・
着物は毎年新しいデザインの着物が出ていますが、あえてアンティーク着物を選ぶのには、やはり相応の魅力があるのではないでしょうか。
また、古典柄を使ってリメイクされた和物雑貨は、今後も時代を超えて貴重な宝物になっていく事でしょう。

職人の手作りで作られた伝統の着物

日本が誇る「伝統文化」と「伝統工芸品」である着物の魅力とは・・

アンティーク着物には最近の着物にはないデザインが多いものです。 明治後半~昭和初期の戦前までの着物は、化学染料が入ってきてビビットな色が比較的簡単に出せるようになったこと、そして江戸時代から培われてきた友禅などの染めの技術が成熟していたことなどから、とても華やかで贅を尽くした着物が作られたそうです。
当時は、印刷などのプリント技術がなく、化学繊維もほとんど普及していなかったので、着物はすべて職人がひとつひとつ手で作っていた時代でした。 現在の着物のほとんどが手軽に扱え、丈夫で、洗濯などのお手入れも簡単にできるような化学繊維で作られています。
大切に保管する着物とリメイクによって受け継がれる伝統和布
アンティーク着物は大変デリケートな素材で維持管理することが難しいものが多くあります。 しかし、手染めならではの味わいもあり、そのような魅力的な生地を生かした着物リメイクで、アンティーク着物はもっと身近にすることができます。 当店にもアンティーク着物を洋服や雑貨にリメイクした商品があります。

服や雑貨にリメイクして新たな命を吹き込む・・『和服リメイク』

アンティーク着物のリメイク服
さっと羽織ることができるケープ、ベストの裏地、コートの裏地など、アンティーク着物の生地を使って作る事によって、他にはないような色合いが魅力になります。
派手な柄は裏地にも使えてリメイクの幅が広がります。
女性にとって欠かせない化粧ポーチなどは、ちょっと派手な着物の柄がオシャレです。 着物は染め直すこと、仕立て直すことを前提に作られているそうで、最初は薄い色で染めて、どんどん濃い色に染め直していくそうです。
少し汚れたとしても、そうする事でまた新しい着物として楽しめることができます。 染め直して長く楽しみ、そして、小物など今、必要なものにリメイクするということ・・
昔からの日本人の知恵でもあります。
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